- CVR改善を行うべきかどうかに悩んでいる方
- CVR改善は本当に費用対効果のよい施策なのか悩んでいる方
のために、今回は、
- CVR改善にどれだけリソースを割くべきか
について解説していきたいと思います。
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- 計測
- 売上改善の手順
- キーワードごとの勝ちパターン
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CVR改善をするべきメディア/そうではないメディアの特徴
まず、CVR改善をすべきメディアとそうではないメディアがあります。
弊社がCVR改善を行うべきだと思うメディアの条件は、
- PV数が1万以上であること
- アフィリエイトの売上が50万円以上であること
が重要です。
PV数が1万以上であること
なぜPV数が1万以上必要かというと、CVR改善を行った際にコンバージョン数が増える可能性が高いからです。
同じ記事でも、PV数が多い記事と少ない記事でCVR改善を行った場合のインパクトは全く異なります。
例えば、PV数が100しかない記事のCVR改善をしても、コンバージョンは1件しか増えません。しかし、PV数が1000ある記事記事の場合、CVRが1%上がれば、コンバージョンは10件増やすことができます。
よって、PV数が多いほど改善の幅が大きくなるため、メディア全体でも1万PV以上は望ましいと考えます。
アフィリエイトの売上が50万円以上であること
次に、アフィリエイトの売上が50万円以上必要な理由ですが、これはある程度成果が出ていることで改善の余地が判断しやすいからです。
全くコンバージョンがない場合、どこから手をつけるかを判断するのが難しくなります。
しかし、特定のキーワードからこれだけのコンバージョンが出ているとわかれば、ここにテコ入れすることでこれだけ収益が上昇が上昇できるか判断しやすくなります。
CVR改善をするべきではないメディア
一方で、PVが少ないメディアや売上が少ないメディアについては、CVR改善よりも新規記事の作成や順位改善にリソースを割く方が良いと考えています。そちらの方がより売上の成果を生みやすいです。
CVR改善にどれくらい工数をかけるべきか
もちろん、50万以上の売上があり、1万PV以上ある企業においても、リソースには限りがあるため、
- CVR改善にどれくらい工数をかけるべきか
は気になるところなのではないかと思います。
これは結論、まずは以下のような条件の記事を1本CVR改善するだけで大丈夫です。
- PV数が多い記事
- CVRの改善余地が大きい記事
- 類似記事の横展開ができる記事
例を挙げると、仮に「転職エージェント 東京」というキーワードがあったとして、その記事の
- PV数が1000
- CVRが0.5%
- 平均単価が10,000円
- 承認率が50%
だったとします。
この場合、デフォルトで、1000PV * 0.5% * 10000円 * 50% = 25,000円/月の承認金額が入るイメージです。
そして他にも、「転職エージェント 大阪」「転職エージェント 千葉」などのキーワードに対して、新規記事を入れたり既存記事があったりします。
その場合、まずこの「転職エージェント 東京」のみ施策を打てばよいです。
まず、この記事のCVR改善をいくつか実施し、CVRを3%くらいまで改善すると、
- PV数が1000
- CVRが3%
- 平均単価が10,000円
- 承認率が50%
となり、結論売上が150,000円/月になります。
次に、このCVRが最大化された記事のフォーマットを、
- 新規記事の執筆
- 既存記事のリライト
に適応させていくとよいでしょう。
基本的にはこれだけで大丈夫です。
こうすることで、最初からCVRが高い記事を一気に入稿することができます。
ちなみに、30記事も施策打つのが大変!と思われるかもしれないのですが、新規記事の執筆や既存記事に関しても、「こういうことを気をつけたフォーマットにして」という指示書を置いておき、元の記事を共有するだけで基本的には大丈夫です。(新規記事には骨子を作成する段階でそのフォーマットにしておけばいいだけです)
これを行うことで、既存記事の売上ではなく、これから入稿する新規記事での売上が格段に上がります。
CVR改善はどれくらいインパクトがあるか
承認金額50万円を超えているメディアが、CVR改善を行うと、だいたい100-200万円くらいまで伸ばせるようになります。
これは現在の売上の2-4倍くらい上がる計算になります。
承認金額0円から50万円まではかなり道のりとしては遠いのですが、50万円から200万円まではわりと2-3ヶ月注力すれば成果が出やすい数値感となります。
なぜこんな都合の良い話になるのでしょうか。
これは、
- CVRを改善すると、特別単価が付与されやすくなるから
- CVRが最大化された勝ちパターンがわかると、類似記事で新規記事を投下した場合に費用対効果が格段によくなるから
という理由があります。
CVRを改善すると、特別単価が付与されやすくなるから
CVR改善を行うと獲得件数が増えます。獲得件数が増えると、特別単価がもらえる可能性が高まります。
実際に弊社もCVR改善で件数を増やす前のとある案件は単価が1.5万円でしたが、改善後最大の単価4万円ほどいただけるようになりました。
仮にCVRを2倍にして単価も2倍になると、売上は4倍になる計算です。実際弊社のメディアも、月150万円の承認金額から300-400万円までいくまでは、3-4ヶ月でした。PVは変わらず、収益性だけ上がるようなイメージです。
CVRが最大化された勝ちパターンがわかると、類似記事で新規記事を投下した場合に費用対効果が格段によくなるから
さらに、CVR改善を行った場合に新規記事を入れた際の収益性も格段に向上します。
ここでは、CVR改善しない状態で新規記事を入れた場合と、勝ちパターンを把握した状態で新規記事を入れた場合のシミュレーションを見てみたいと思います。
仮に、全くCVR改善しない状態で、
- 平均PV:100
- CVR: 0.5%
- 平均単価: 10000円
- 承認率: 50%
- 制作原価:20000円(文字単価2.5円 * 8000文字想定)
とします。この場合の損益分岐ですが、回収には約9ヶ月かかります。
一方で、CVRを3%まで改善しきって、その型を新規記事に活かした場合、3ヶ月後には回収できるようになります。
まとめ
ということで、CVR改善を行うべきかどうかを考える場合、
- メディアの売上が50万を超えていること
- PV数が1万を超えていること
そして改善余地のある記事に対して施策を行うことで、成果が期待できるということをお伝えしました。
最初に勝てるパターンを見つけて、それを他の記事に展開していくという流れを大切にしていきましょう。