カスタムリファラーの使い方

カスタムリファラーとは?

カスタムリファラーとは、コンバージョンに対して指定したリファラーを紐づけることができる機能です。通常、デフォルト設定ではASPのリファラ情報に基づいてコンバージョンとリファラーが自動的に紐づけられますが、特定のケースではデフォルト機能のみでは記事との正確な紐づけが難しくなります。

紐づけが失敗するケース

デフォルトのリファラーによる紐づけがうまくいかないケースには以下のような理由が考えられます。

1. リファラが欠損値の場合

2. 記事のURLが後から変更され、連携できない場合

このような場合、デフォルトのリファラー機能では記事との紐づけが困難です。そこで、カスタムリファラーを利用することで、コンバージョン発生時のリファラーを直接指定し、記事とコンバージョンの関係性を正確に紐づけることが可能となります。

カスタムリファラーの設定方法

カスタムリファラーの設定は、手動で設定する方法とCSV経由でインポートする方法の2種類があります。

1. 手動でカスタムリファラーを設定する

手動でカスタムリファラーを設定するには、以下の手順で行います。

1. サイドメニューから「コンバージョン一覧」を選択し、編集したいコンバージョンの「編集ボタン」をクリックします。

2. 編集画面にある「カスタムリファラ」の項目に、該当する記事のURLを入力し、「更新」をクリックします。

この設定により、指定したリファラーでコンバージョンとの紐づけが完了します。

2. CSVを利用してカスタムリファラーを一括インポートする

リファラが欠損しているコンバージョンが多い場合、手動での紐づけ作業は煩雑です。そのため、CSVインポートを使用して一括設定を行うことができます。以下の手順で進めます。

1. コンバージョン一覧画面にアクセスし、「コンバージョンのエクスポート」をクリックして、過去のコンバージョン一覧をCSVファイルでエクスポートします。

2. エクスポートしたファイルをGoogleドキュメントで開き、カスタムリファラの欄に該当する記事のURLを入力します。

3. 完了後、ファイルを再びCSV形式でエクスポートし、ダウンロードします。

4. 管理画面に戻り、サイドメニューから「コンバージョン追加」をクリックし、「カスタムCSV」タブを選択します。

5. ダウンロードしたCSVファイルを添付し、「インポート」をクリックします。

インポートが完了すると、指定したカスタムリファラーに基づいて記事との紐づけが行われます。「コンバージョン一覧」から結果を確認することで、正確な紐づけが反映されているかを確認することができます。

まとめ

カスタムリファラー機能を活用することで、デフォルトでは対応できない状況にも対応し、コンバージョンと記事を正確に紐づけることが可能です。手動での設定が難しい場合はCSVインポート機能を活用して一括での紐づけを行うことで、効率的な運用が期待できます。