A8のリファラを取得するには?画像付きで解説します。

この記事では、A8.netを利用している方向けに、以下のトピックについて解説します。

  • A8.netのリファラを取得する方法について
  • A8.netのリファラは何割くらい取得することができるかについて
  • A8.netのリファラが現在取得できていない場合の解決策

A8.netでリファラを取得する手順

A8.netでリファラを取得するためには、以下の手順を実行することができます。

1. ログインする

A8.netのログイン画面から、ログインを行なってください。

2. 成果一覧ページへ移動する

コンバージョンが発生している一覧ページにアクセスをしていただきたいです
A8.netでは、レポート > 新レポートベータ版 というページからアクセスすることができます。

 

次に コンバージョンリファラレポート へアクセスします。

以下のリファラ列から閲覧が可能です。

A8.netのリファラは何割くらいが取得できるのか?

A8.netのリファラの取得は、全体的に何パーセントくらいの割合で可能なのでしょうか?
適正なHTMLのマークアップを適用することで、ほぼ80-90%のリファラを確実に取得できることがわかっています。

(弊社が運営しているアフィリエイトメディアの売上改善サービス「Media Analytics」のデータから算出)

A8.netのリファラが表示されていない場合の対処法

リファラを閲覧する方法はわかりましたが、読者のみなさんの中には、リファラ列の中にリファラが存在しないケースもあるでしょう。そのような場合、リファラがうまく取得できていません。

リファラが取得できないとき、大体以下のような場合が原因として多いです。

  1. リファラは取得できているが、ドメインしか表示されていない場合
  2.  リファラが全く取得できていない場合
  3.  特殊な案件を扱っている場合

リファラは取得できているが、ドメインしか表示されていない場合

リファラは取得しているものの、ドメインのみが表示されている場合、基本的にHTMLタグの設定を変えて対策することが可能です。

以下のタグをheadタグ配下に埋め込めばOKです。

<meta name="referrer" content="no-referrer-when-downgrade"/>

詳しい技術的な内容を補足して説明しますね。

ブラウザのデフォルト設定では、実はリファラはドメインだけを提供するように設定されています。

具体的に言うと、HTMLに何も設定していない場合、<meta name=”referrer” content=”origin-when-cross-origin” />というタグが付与されます。(HTML上では閲覧できませんが、デフォルトの設定で同等の状態になっています。)

このタグは、リファラーを異なるドメインのサービスに送らない設定になっています。(このコードが埋め込まれていなくても、ブラウザのデフォルトの設定では、origin-when-cross-originになっています。

そのため、例えばアフィリエイトメディア https://example.com/tensyoku-agent-reputation から、 https://recruit-agent.com へ遷移した際に、リファラを渡す場合、異なるドメイン間へ遷移するため、リファラーはorigin、つまりドメインのみしか渡されなくなってしまうのです。

したがって、何も設定しない場合、ドメインのみが提供される状況になってしまいます。

なので、以下のタグをheadタグ配下に埋め込めばOKです。

<meta name="referrer" content="no-referrer-when-downgrade"/>

詳しくは、下記の記事を参照してください。

> コンバージョンのリファラーが取得できない時に確認する3つのこと

リファラが全く表示されない場合

ASPにリファラが転送される設定にするには、リンクを指定するaタグのrel属性に対して付与されている、norefererを削除するこ必要があります。

<a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=2551079" target="_blank" rel="noopener">公式サイトはこちら</a>

リファラが一切表示されない場合、リンクがリファラを伝達しない設定になっている可能性が考えられます。

通常、コンバージョンが起きていると推測される記事に対して、以下のリンクのrel属性にnoreferrerが指定されていないか調査してください。

<a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=2551079" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 公式サイトはこちら</a>

norefererがリンク内に設定されている場合、そのURLからリファラは伝わらない設定になっています。

詳しくは、下記の記事を参照してください。

> コンバージョンのリファラーが取得できない時に確認する3つのこと

特殊な案件な場合

  • Amazonアソシエイト
  • 楽天市場

特別なアフィリエイトを行っている場合、上記のようなASPを使用しないと、純粋なサービスではリファラを取得できないことがあります。

その場合の対応方法について記載します。

初めに、Amazonアソシエイトに関しては、A8.netを利用してAmazonアソシエイトの登録をしてください。

A8.netのアフィリエイトリンクを使えば、A8経由でリファラを取り込むことができます。

楽天市場で案件を扱う際にもしもアフィリエイトを経由すれば、リファラを得ることができます。

リファラを取得できるようになるとできること

コンバージョンのリファラを取得するメリットは、以下の通りです。

  1. 記事ベースでの売上指標が見れるようになるので、改善の方針がわかりやすい
  2. 記事ごとの売上によって、対策の優先順位をつけられるようになる
  3. メディア全体の売上の増減の原因を特定し、科学的に売上を分析することができる

順におって説明しますね。

記事ベースでの成約率を見ることができるため、改善の方針がわかりやすい

記事ごとの売上目標が見えるようになると、売上改善の方向性が一目瞭然になります。どの記事がCVを発生しているかわかれば、ASPのコンバージョンデータとGoogle Analyticsなどのデータを組み合わせて、1記事ごとの

  • 発生金額
  • PV
  • CVR
  • アフィリエイトの平均単価
  • 承認率
  • 承認金額

などのKPIが計算できるようになります。

これらの数値を計算することにより、どのKPIを向上させれば収益が上がるかを現実的に理解することが可能です。

「転職エージェント 評判」というキーワードの平均CVRが0.8%~ 1.5%と仮定した場合、現在のCVRが0.4%ならば、売上の向上範囲は2から3倍になります。

記事ごとの売上によって、対策の優先順位をつけられるようになる

記事ごとの発生収益やKPIを確認できることで、可能な最大売上を理解することができます。

例えば、トップに表示されたときにPVが500で、キーワードのカテゴリによりCVRが2%、アフィリエイトの単価が最大で1万円しか増えない記事が存在する場合、最大の発生金額は以下のようになります。

  • 最大発生金額 = 500(pv) x 2%(cvr) * ¥10,000(平均単価) = ¥200,000

このように全ての記事を計算していくと、

  • この記事いくら頑張ってもマックスでも¥10,000しかいかなくない?
  • この記事は、ちょこっとCVR改善するだけで、+¥200,000伸びる

ということに気づけるようになります。

つまり、大きな改良が見込める施策に注力することが可能になるということですね。

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